板垣/恭介∥著: 明仁さん、美智子さん、皇族やめませんか男がいない、今度産まれるかも、天皇制存続の危機と騒いでいる連中にこの本を読ませたい。天皇制の問題、皇族の置かれている非人間的環境、更に私達の在り様をも問うている。元宮内省記者が書いた読みやすい本。 (★★★★★)
鷺沢/萠∥著: 私の話どうしてこんなやさしい人が死を選ばねばならなかったのかと思う。単行本として2002年11月上梓され、2004年春36歳で亡くなってしまった。一人の女性の真摯で優しい生き方がえがかれている。一掬の涙を禁じえない。 (★★★★★)
松下 竜一著: 本日もビンボーなり惜しくも63歳で逝った松下竜一とその家族、友人達との日常が軽妙なタッチで綴られている。その活き方、生き方、やさしさが、自分の中に少しでもあったらと思う。やさしさということが最も強い存在であることを示した人だった。 (★★★★★)
さそうあきら: 神童 1~4天才ピアニスト少女と駄目音大生(駄目から脱出するけれど)を軸に話は進む。失聴=ろうになった少女が、ピアノを取り戻す瞬間は感動的である。手塚治虫文化賞を受賞した漫画。 (★★★★)
井上 薫: 死刑の理由本文は全て判決文43件のみ、それについての解説等はない。被告の名は一切出ていないが、連合赤軍、企業連続爆破、永山則夫、そして私達の知らない事件。死刑賛成の人も反対の人も、読んでほしい。 (★★★★)
村松 友視: ヤスケンの海人間の価値が死に際に現れるとしたら、ヤスケンは素晴しい人間ということになる。文芸誌の編集者(村松友視も含めて)、会社、作家等の姿が興味深いし、<世間>でも似たようなことがあるだろう。 (★★★★)
訳・古草 秀子: 水の自然誌水、この大切なものについて、私たちは知っているようでいて知らない。植物・小川・地下水・氷河 … 。そして汚染。 (★★★★)
板垣 悟著: 「クマの畑」をつくりましたクマに持っている私たちの「常識」というものは歪んでいる。それはクマと私たちの関係を問い直すものとなる。 (★★★★)
ジョン・ダワー: 敗北を抱きしめて 上・下戦後日本の占領軍・日本政府・国民の姿・動きを豊かな資料と柔軟な目で捉えている。敗北を抱きしめた私達はその腐食に気づかなかった。 (★★★★★)
池田 清彦: やがて消えゆく我が身なら構造主義生物学者の構造主義生物学に拠る生き方・生き方の考え方。明快で率直で私は大好きだが、嫌いな人も多いだろう。 (★★★★)
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«煩・ナショナリズム ⑧
武田 百合子: 富士日記 上・中・下巻誰もがまねできない清冽な文章で、富士山麓での日常を綴っている。泰淳・百合子夫妻、大岡昇平夫妻、石屋やスタンドのおじさん、犬や猫、何気ない表現がおかしい。 この人の手にかかると、一輪の花でもおもしろくなる。
青土社: ろう文化聴者が知らなかった、知ろうとしなかった言語的少数者であるろう者の文化が、多角的に論じられている。巻頭にある「ろう文化宣言」は、ろう文化の記念碑的論文である。 私達の生きている社会を少しでも考えるならば、必読すべき本であると思う。
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